唇のくすみ薬剤除去と他施術との違い

唇のくすみ薬剤除去と他施術との違い リップブリーチ、ローマピンク、アマラピンク、バイミュリー、など
目次

─ リップブリーチ・ピンクケアを正しく理解するために ─

近年、SNSなどで「リップブリーチ」や「ピンクケア」「○○ピンク」という言葉を目にする機会が増えました。

どれも“唇を明るく見せたい”という目的は同じですが、

実際には使用する薬剤・施術方法・アフターケアが大きく異なります。

ここでは、医療機関で行う唇のくすみ薬剤除去と、

他の類似施術との違いについて解説します。

唇のくすみ薬剤除去とは

「唇のくすみ薬剤除去」は、医療機関で行う薬剤を用いたケアです。

薬剤を唇の表層に反応させ、メラニンの蓄積に穏やかに作用します。

剥離を主目的とせず、刺激を抑えてトーンを整える医療施術です。

施術は1回ごとに完結し、アフターケアはワセリンなどの保湿のみで十分

主成分はフルーツ由来の酸であり、古くから美容医療の中で使われてきたピーリング剤です。

比較対象として溶かす酸は怖い、酸は危ないと言われることもありましたが、歴史のあるピーリング剤であり、

正しく使用すれば問題ないと考えます。

リップブリーチとの違い

「リップブリーチ」は、同様に薬剤を使用した医療施術の一種です。

薬剤の作用や反応の仕組みは「唇のくすみ薬剤除去」とほぼ共通しています。

名称の違いだけであり、どちらも医療管理下で安全に行われる薬剤アプローチです。

どちらの施術も、施術後の専用アフタークリームは不要で、

ワセリンなど一般的な保湿剤のみで十分なケアが可能です。

ピンクケア系との違い

SNSなどで見られる「ピンクケア」と呼ばれる施術は、

医療機関で扱われるブランドもあれば、サロンで提供されるものもあります。

同じ“ピンク系ケア”でも、薬剤の種類・濃度・剥離の深さに大きな差があります。

薬剤の詳細な内容についてはコピー品防止の観点から公開されていません。

ピンクケアでは、施術後に専用クリームを継続使用するタイプが多く、

そのアフタークリームの成分や使用期間はブランドによって異なります。

医療向け製品では管理体制がおそらく整っていますが、(関係者ではないので正確なことはわかりません・・・)

ほぼ全てが海外製ブランドであり、成分や濃度の基準が統一されていなかったり、全成分の開示がなされていないという不透明さがあるようです。

選ぶ際に大切なこと

施術名やブランド名だけで判断せず、

・どんな薬剤を使うのか

・アフターケアが必要か

・医療従事者が管理しているか

この3点を確認することが大切です。

【まとめ】

唇のくすみ薬剤除去もリップブリーチも、どちらも医療管理下で行う薬剤施術です。

違いが大きいのは「ピンクケア」系であり、

専用クリームの継続使用や成分の差がある点を理解して選択することが大切です。

当院では、唇の状態を確認したうえで、

1回ごとに完結する医療施術として唇のくすみ薬剤除去を行っています。

アフターケアは基本的にワセリンによる保湿のみで十分です。

関連内容として詳しくこちらでも解説しています↓

使用する薬剤や色素について

現在、日本国内で厚生労働省に承認されているアートメイク専用の薬剤や色素は存在しません。当院では、海外で広く使用されている製品を正規ルートで入手し、使用期限を守って安全に取り扱っています。使用する色素は世界的にシェアの高いメーカーのもので、MRI検査にも対応しています。
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