〜大阪梅田のリップアートメイク専門の視点から〜
「わびさび」とは何か?
日本人は昔から「自然体の美しさ」に価値を置いてきました。
新品のように完璧なものより、時間をかけて変化していく姿に趣を感じる。
これが「わびさび」と呼ばれる、日本独自の美意識です。
例えば、生成りのレザー。
使い始めは明るい色ですが、日々触れていくうちに少しずつ深みが増し、艶やかに育っていきます。
新品よりも「時間の経過によって出る味わい」にこそ価値がある──これこそが日常で感じられる“わびさび”です。
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日本人がナチュラルを好む理由?
メイクの世界でも同じことが言えます。
日本人は「派手なメイクよりナチュラルが好き」と言います。
しかし口紅の新作などの口コミやレビューを見てみると、
「薄すぎる」「変化が分からない」といった声も少なくありません。
つまり私たちは、
•周りから浮かない自然さを大切にしたい
•でもお金や時間をかけたからには変化を実感したい
という、少し矛盾した美意識を抱えているのです。
この「ナチュラルを求めながらも変化を欲しがる心理」こそ、日本人の美の特徴と言えるでしょう。
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日本庭園とアートメイクの共通点
ここで思い浮かぶのが日本庭園です。
石や木、池の配置は一見すると自然に生まれた景色のように見えます。
しかし実際には、一本一本の植栽や石の位置まで綿密に計算され、設計されています。
だからこそ「偶然のように見える自然美」が完成しているのです。
リップアートメイクも同じです。
ナチュラルに見える仕上がりの裏側には、色素の選び方、層の重ね方、針の深さなど、細かい計算と技術があります。
「自然に見える」ことは、決して偶然ではなく、専門的な知識と経験の積み重ねで生まれるものなのです。
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まとめ
等身大で後悔しないリップアートメイク
私自身、イルビゾンテのヌメ革の財布を買ったときに、店員さんから「この革は時間が経つほど色も艶も育ちます。それこそが味わいなんです」と説明され、深く納得して購入した経験があります。
新品よりも、時間をかけて深みが増していく姿に価値を感じる──まさに侘び寂びの本質です。
リップアートメイクもそれと同じです。
派手な変化ではなく“等身大の美しさを育てながら、無理していないのに綺麗に見える状態”をつくること。
それこそが後悔しない選択につながります。
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大阪梅田でリップアートメイクをお探しの方へ
私は大阪梅田でリップアートメイク専門として施術を行っています。
ナチュラルで自然に見えるけれど、写真でも分かるようなさりげない変化。
その絶妙なバランスを大切にしながら、一人ひとりに合わせた唇をデザインします。
「無理してないのに、なんだか綺麗」──そんな等身大の唇を求めている方は、ぜひご相談ください。


